ただの雑記

おっさんエンジニアが適当に書き散らかしてます。

図書館の楽しみ方/輪講

図書館の楽しみ方

図書館の楽しみ方は色々あると思うのですが,私は色々な棚を回るのが好き. これといって興味も無い棚を見て回ることで,思いがけない本が見つかることを期待している.

ただ,この楽しみ方は体力の消費が激しくて,ただでさえ最近運動不足なのでしんどい.

今週は借りていた本が返さないといけないので,大学の図書館に行って1時間ほどうろうろしたら体力の限界を迎えた.

輪講

今週は"End-to-End SDN/NFV Orchestration of Multi-Domain Transport Networks and Distributed Computing Infrastructure for Beyond-5G Services”*1を読む.

内容を見ずにB4の学生さんが興味あるキーワードで検索して数分で選択したので実のところだれも中身を知らなかった.

SDNを使ったオーケストレータで,End-to-Endの通信をセットアップする機能を作った話.デモを動かしたときの速度なども計測しているが,速度の優劣は話していない. そもそもが,手動でセットアップすると大変だよねっという前提があるので手動にくらべれば圧倒的に早く秒数というのは参考程度なんだろうと思う.

*1:C. MANSO, P. ALEMANY, R. VILALTA, R. MUÑOZ, R. CASELLAS, and R. MARTÍNEZ, “End-to-End SDN/NFV Orchestration of Multi-Domain Transport Networks and Distributed Computing Infrastructure for Beyond-5G Services,” IEICE Transactions on Communications, vol. E104.B, no. 3, pp. 188–198, Mar. 2021.

輪講/進捗がダメ/教習

輪講

今週は“An Ontology for Guiding Performance Testing”*1を読んだ.パフォーマンステストには専門知識が必要となるので,パフォーマンステストのオントロジーを開発すればテスターを支援するアプリケーションとか作れるよねって感じの研究.

パフォーマンステストの文脈でのオントロジーが無かったので著者らが作ったし,そのオントロジーからテスターのサポートができそうなことを示している.

ソフトウェアテストやパフォーマンステストの文脈でオントロジーの既存研究をまとめた部分は良いと思ったが,その他の部分については少し貢献度合が分かりづらかった. こういうのを作ったと言われてもそれがどの程度の貢献か読んでいる側には分かりづらく,自分で論文を書くときも気を付けないと行けないなと思った.

進捗がダメ

教習

クランクとかスラロームをやったが難しい.バイクがどれぐらいの速度ならどれぐらい倒せるのかとか分からない.転けるのが怖いので限界が分からない.

*1:A. Freitas and R. Vieira, “An Ontology for Guiding Performance Testing,” 2014 IEEE/WIC/ACM International Joint Conferences on Web Intelligence (WI) and Intelligent Agent Technologies (IAT), 2014, vol. 1, pp. 400–407.

2021 APN Ambassadorsに選出された/研究会/輪講/教習

2021 APN Ambassadorsに選出された

AWSのパートーナ企業から最大2名選出されるAPN Ambassadorsに選出された.

aws.amazon.com

研究会

情報処理学会インターネットと運用技術研究会の研究会があったので参加した.とはいえ仕事もあるのでBGM代わりに聞くだけ.

www.iot.ipsj.or.jp

輪講

今週はA Defense Mechanism of Random Routing Mutation in SDN*1

通信の経路を動的に変更することで,ネットワークの盗聴などの難易度を上げる話.

SDNでやることの利点や,新しい経路を作るために改良型のアントコロニーアルゴリズムを提案している.

一部結果がよくわからないところがあったけど,全体的にはまぁ分かるというかんじ.

アントコロニーアルゴリズムを知らなかったのでなるほど面白いと思った.

教習

自動二輪の教習を週2〜3時間ほど受けている. 余り進捗はよく無い.

先日ATに乗ったけどアクセルをまわしてから加速するまでのラグがちょっとあるのにMTとの違いを強く感じた.

一本橋とか減速しすぎて加速しないと落ちそうって思っても加速が間に合わない.(まぁMTでも私の腕だと思ってからじゃ間に合わないんだけど)

*1:J. LIU, H. ZHANG, and Z. GUO, “A Defense Mechanism of Random Routing Mutation in SDN,” IEICE Transactions on Information and Systems, vol. E100.D, no. 5, pp. 1046–1054, 2017.

研究計画/輪講

研究計画

大学が自主的に研究に取り組める環境と研究者としてふさわしい能力が身につくように研究費を提供していて,指導教員から申請書を書くように指示される. ポイントはふさわしい能力を身につける為の授業の一環ということで,研究費要らないからと余りに雑に書くと研究者としての能力が不足していると判断されてしまうので宜しくない.

今年度ちょっと内容変えようとしていたのと,Surveyサボっていたので研究計画を立てるのがつらい.普段からちゃんとメモってなかったり,そもそも読んで無かったりするとこういうときに話を組み立てるための引用文献が足りなくて辛い.

輪講

今週の輪講はContext-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testing*1を読む.

負荷試験のテストケースを自動で生成する方法の提案で,ベースはセッション情報から代表的な負荷を生成するWESSBAS*2をベースにコンテクスト情報をすることで,目的のコンテクストに沿った負荷を生成できるようにしている.

コンテクストに注目しているところが面白い.論文中にもあるが例えばブラックフライでみたいなイベントの時は普段より負荷が増えるのはよくわかるし,リクエストのパターンなんかにも変更がありそうだ. そういったときにブラックフライデーの時の負荷パターンのようにコンテクスト込みでリクエストパターンや負荷強度を保存しておき,コンテクストを基に負荷パターンを生成するというのは良さそう.

*1:H. Schulz, D. Okanović, A. van Hoorn, and P. Tůma, “Context-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testing,” in Proceedings of the ACM/SPEC International Conference on Performance Engineering, 2021, pp. 21–32.

*2:C. Vögele, A. van Hoorn, E. Schulz, W. Hasselbring, and H. Krcmar, “WESSBAS: extraction of probabilistic workload specifications for load testing and performance prediction—a model-driven approach for session-based application systems,” Software & Systems Modeling, vol. 17, no. 2, pp. 443–477, 2018.

教習/GWは何も進まない

教習

普通二輪の教習が始まった.

どうやら教習所自体が混んでいるようで,なかなか予約がとれずまだ2回しか教習受けていないけど,今のペースだと週2時間で3ヶ月ぐらいかかりそう.梅雨になると教習いかなくなりそうで怖い.

教習の感想としては「原動機怖い」かな.ちょっとアクセルひねるだけで動き出すから……

GWは何も進まない

仕事が無くて時間があるはずなのに,寝てるだけで何も進まない.むしろ仕事がある日のほうが作業が進んでいた……

研究が進んでいなくてやばい.

輪講が始まる

4月になり学部の4年生(B4)が研究室に配属されて研究室のメンバーが3人になったので輪講をすることになった.

初回は“The Road to SDN: An Intellectual History of Programmable Networks”*1というのを読んだのだが,久しぶりにSDNな話題を読んだので楽しかった.

問題は,仕事が忙しいのと英語読めない&輪講用にまとめるの久しぶりで戸惑いもあったので自分の研究が一切進まなかったことかな.

輪講は割と楽しかった,まぁお世辞にもハイレベルとは言えないけどこれってどうなんだろうと同じレベル感で話せるのは楽しい.教授とだとバックボーンの知識量が差があってやっぱり教わるモードになるので……

また次回以降は学生同士で論文選んで進めるようにと指示されていて,いきなり私が選ぶターンだったのですが,ちょうど良い論文が見つからない……大体1回でやるには長すぎる……

と言うことで前回Abstractを少し読んでた“Context-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testing” *2を読むことにした.

*1: N. Feamster, J. Rexford, and E. Zegura, “The Road to SDN: An Intellectual History of Programmable Networks,” Queue, vol. 11, no. 12, pp. 20–40, Dec. 2013.

*2:H. Schulz, D. Okanović, A. van Hoorn, and P. Tůma, “Context-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testing,” in Proceedings of the ACM/SPEC International Conference on Performance Engineering, 2021, pp. 21–32.

Context-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testingを少し読む

ACM Dagital LibraryからのメールでICPE '21: Proceedings of the ACM/SPEC International Conference on Performance Engineeringの論文が見られるようになったので,興味があったのをDLしてみた.

“Context-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testing”*1

まだ,AbstractとIntroductionしか目を通していないけど,Webショップで言えば特別なオファー(CMとかキャンペーンとか?)や季節などで負荷が変わる,既存の手法ではそういったコンテクストによる変化に対応できていない.

この論文ではコンテクストを記述する言語を開発して,コンテクストの情報と負荷予測を組み合わせてコンテクストに応じた負荷を生成できるようになったらしい.

*1:H. Schulz, D. Okanović, A. van Hoorn, and P. Tůma, “Context-tailored Workload Model Generation for Continuous Representative Load Testing,” in Proceedings of the ACM/SPEC International Conference on Performance Engineering, 2021, pp. 21–32.