学者であり経済屋でもある魔王が、自らを対価に勇者を手に入れ新しい世界を目指す物語
実は原作?とよんで良いのか、2ch版や小説版は未読。 漫画オンリー(アニメも少し見た)です。
漫画版は特に石田さんのが好き。
石田さんと言えば
帝立第13軍学校歩兵科異常アリ!? (1) (まんがタイムKRコミックス)
- 作者: 石田あきら
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2005/09/27
- メディア: コミック
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まおゆうには、例えばキャラクターに所謂名前が無く、肩書きだとか役割で呼ばれるところが新しい感じ
例えば勇者の呼称は「勇者」だし、魔王は「魔王」、魔王付きのメイド長は「メイド長」って感じです。
中世っぽい世界観に、現代的な知識でもって戦争(人類VS魔族)をなくすよう努力していく。
魔王と勇者が手を取り合い、農業改革やら教育やらで世界をよくしていこうとする漫画。
もう一つこの漫画の好きなところは、農業改革や経済、後戦争にまつわるあれやこれ、というか世界の発展についての知識なんかも得られる所が好き。
魔法少女プリティ☆ベルもそうだったけど、結局世界を良くしようとすると「教育」っていうキーワードに行き渡るのかなぁなんて思う。
そして、まおゆうのおすすめシーンといえば、漫画でいうと4巻での、紅の学士に化けたメイド姉の「人間」宣言。朗読劇の題材にもなるほどです。
元は農奴であったメイド姉。
メイド長からは虫扱い。
(まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (1) (角川コミックス・エース 264-4) p.75)
しかし、メイド長や魔王たちとの出会いにより虫から人間となった彼女が
(まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 (1) (角川コミックス・エース 264-4) p.84)
人間であるからこそ、ただ守られるのでは無く、死すら覚悟し、自らの意思で立ち上がり語る
(まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(4) p.63)
そんな-シーンです。
涙もろくなっている時に読むと泣ける事請け合い。