「セカイはこんなにもツギハギだらけで…とっても壊れやすいトコロだったなんて」と、死が見える少年の台詞ではないけども。
世界というのは、割と壊れやすいのかもしれないと、今更ながら思ってみた。
電車のなかで、ライトノベルを読む。
主人公のピンチに仲間が駆けつけ、一緒に戦う。ただそれだけのよくあるシーンで自然と涙が出る。
情緒が不安定だ。
今までの、そして自分が認識している自分は、そのようなシーンに感涙するような人間では無い。
同じように、その人に会うまではこの後、折り返してあれをしようと考えて居たのに、その人に会っただけで、心変わり。 変わろうとか、予定を変えようと考えるでも無くごくごく自然に今まで考えていたことと違う行動を取っている自分。
ちょっと脳内の化学物質のバランスが悪い程度で、たやすく認識が変わるなんて、なんて世界は壊れやすいものかと。